入念な準備が必要

フリーランスへ転身して独立するためには、様々な準備が必要です。準備をきちんとしていなければ、後でトラブルが起きたりスムーズに活動できなくなったりする可能性があるため、フリーランスとして働く前には、入念な準備をして仕事を始められるようにすることが大事です。
準備の内容は、開業届の提出や仕事環境の整備、保険と年金の切り替えです。また仕事を得るためにエージェントへの登録もしておきます。

開業届は確定申告で青色申告を可能にするために必要なもので、独立するときに必ず提出するものではありません。しかし、届け出を提出することで屋号付きの口座開設が可能になったり、小規模共済に加入したりすることができます。
青色申告では、最大で65万円の控除が受けられます。節税にも繋がるので、なるべく開業届は提出しておくようにします。

次に自分が仕事をする環境を整えます。IT関係の職種ならパソコンとインターネットは必須となるので、それらを用意することが大切です。
必要に応じ、デスクや椅子、印刷機や電話、ファックスなども使えるようにします。

保険と年金の切り替えも、大切な準備の一つです。保険は国民健康保険に切り替えるか、企業に所属していたときに加入していた保険にそのまま入っておくか決めましょう。
年金は会社員時代だと厚生年金ですが、フリーランスになると国民年金になります。年金の納付は国民の義務なので、独立しても払い続ける必要があります。

仕事を得るためには、フリーランス専用のエージェントに登録し、案件を紹介して貰います。自分で仕事を取ってくることも可能ですが、担当者が自分に合った案件を紹介してくれるので、仕事が少ない状況を作らずに済みます。